何でも屋にはグレー案件というものがあり、稼ぎやすい案件です。

事件屋・復讐屋などの犯罪を行うわけではない点がグレー案件。

しかし、稼ぎやすい上に犯罪ではないからと言ってグレー案件をなんでも受けているとトラブルが起こるため注意してください

本記事では何でも屋としてグレーゾーンの依頼を受けるデメリットやグレー案件の例を紹介します。
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何でも屋のグレー案件とは

何でも屋のグレー案件についてまずは説明します。

グレー案件は合法ではあるけれど、場合によっては違法になる可能性もある案件のことです。

グレー案件を行う何でも屋が事件・復讐屋と異なることについて説明します。

事件・復讐屋とは違う

事件・復讐屋と何でも屋のグレー案件は異なります。

あくまで何でも屋のグレー案件は違法性や事件性がある依頼を積極的に受けるわけではありません。

事件・復讐屋は外国人の集団や反社会的団体など、実際に違法行為を行うため、根本的に便利屋のグレー案件とは異なります

とはいえ、依頼をする消費者(顧客)からすればどちらも怪しげな業者に見えるものでしょう。

復讐代行業は逮捕者も出ている

事件・復讐屋は実際に逮捕者が出ています

過去に謝礼をもらって指示を受けた第三者の車に剥離剤をかけた男性と依頼をした女性が逮捕された事例もあります。

「稼げるから」「他の仕事の依頼がもらえないから」といった安易な理由で違法行為に手を染め、復讐屋になることはやめておくべきです。

また、後述しますが、違法行為ではないグレー案件でも依頼を受けるデメリットがいくつかありますので、おすすめはできません。

グレー案件が儲かる理由

グレー案件は結論、一般的な何でも屋案件よりも稼げます。

グレー案件が稼げる理由は下記です。
グレー案件が稼げる理由
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単価が高い案件が多い
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他の業者に依頼が難しいため同じ業者を利用することが多い
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一度グレーな依頼をすると繰り返し利用することが多くなる
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グレー案件を受ける業者が少ない
一般的な業者や知人・友人には頼めないような依頼を受けてくれる業者は数が少なく、高額な費用を支払う場合も多いため、グレー案件の単価は高い傾向にあります。

また、多くの人に話せないような内容の依頼は新しい業者よりも、信頼できる業者を再度利用したいと思うため、リピート率も高くなるのです。

従って、単価が高い案件を繰り返し依頼される傾向にあるため、グレー案件は稼ぎやすいといえます。

グレーゾーン依頼を受ける際のデメリット

グレー案件は明確な違法行為ではありませんが、受けるデメリットがいくつかあります。

稼げるとはいえ、おすすめできない理由をここでは紹介しましょう。

普通の依頼が減少する

グレー案件を積極的に受けていると一般的な便利屋の仕事を受ける機会が減ります。

グレー案件は一般的な方にとって印象が良いものではなく、グレーな案件を積極的に取り扱っている何でも屋は「怪しい」という印象になり、通常の依頼をしたいとは思いにくくなるのです。

また、条例違反や場合によっては逮捕されてしまった場合、社名を変えたり、代理の人物を代表に据えたりといった工夫をしなければ何でも屋を継続できなくなってしまいます。

地域密着型の何でも屋や便利屋として営業したい場合、グレー案件を受けているという印象や噂は不利になるため、なるべく受けないほうがいいでしょう。

客が粘着質になる可能性がある

一部の客が粘着質になることもグレー案件のデメリットです。

依頼を断った場合に、営業妨害や迷惑行為をする粘着質な客になることがあります

元々、グレー案件を受けるという姿勢や噂があることで、粘着質な客になり得る人が相談に来る可能性が低くなるのです。

グレー案件を受けないようにしておくことで、余計なトラブルを避けることができます。

競合他社からの偵察がある

グレー案件をこなすことである程度有名になってくると、競合他社からの偵察が増えるようになります。

グレー案件には明らかなマニュアルがなく、中途半端な知識で依頼を受けると違法になりかねません。

そのため、すでに実績がある業者からノウハウを盗むために実体のない依頼で相談をしにくることがあります。

空依頼であれば、営業妨害・迷惑行為に変わりありません。

通常の何でも屋であれば、こういった同業他社の偵察は起こりにくいため、グレー案件のデメリットといえます。

違法ではないのに通報がされる

違法行為をしていなくても、グレー案件を受けていると通報されてしまうことがあります。

法律について知識をつけて合法の範囲で業務をこなしていても、一般の方や業務中の様子を見た人から通報されても仕方ありません

通報されると業務を進行できなくなりますし、場合によっては問題ないと思っていた行為に違法性があり指導や逮捕される可能性もあります。

世間的に問題ない一般的な業務であれば通報されることは滅多にないため、通報されやすいことはグレー案件のデメリットです。

何でも屋グレー案件の例

何でも屋のグレー案件の例を紹介します。

下記は明らかな違法行為ではありませんが、対応する内容や事情によっては条例違反・違法行為、トラブルの原因になることがあるため注意してください。

夜逃げや詐欺業者の不用品回収

夜逃げや詐欺業者の不用品回収は代表的なグレー案件です。

闇金などの借金を原因で夜逃げしたい場合や、詐欺業者など公に処分できないような不用品の処分を依頼されるケースです。

夜逃げや不用品処分そのものは違法性がありませんが、借金から逃げるための夜逃げや処分が法律で禁止されているようなものを回収処分するとトラブルに発展することがあります。

グレー案件は業務としては問題なくても、取り扱うものや状況によって違法になることもあるため、注意が必要です。

不倫や浮気のアリバイ代行

不倫や浮気のアリバイ代行の依頼もグレー案件として挙げられます。

探偵業であれば不倫や浮気を調査するものですが、逆に不倫や浮気をバレないように工作するアリバイ代行はグレー案件に該当するものです。

人間関係のデリケートな部分に関与するため、業務に成功しても失敗してもトラブルが起こりやすい案件といえます。



人間関係・借金などのトラブル解決

人間関係の問題、借金などのトラブル解決もグレー案件です。

復縁屋・別れさせ屋などの業務や、知人・友人同士の借金の取り立てなど、合法・違法の微妙なラインであるためトラブルに発展しやすいです。

こちらも不倫・浮気のアリバイ代行と同様、業務そのものの成功・失敗に関わらず他人から恨間れる可能性があり、時には危険な状況になる可能性もあります。

グレーな何でも屋が合う人

グレーな案件の例やデメリットを説明しました。

基本的にグレー案件はおすすめできませんが、稼ぎやすいため人によってはグレー案件中心の何でも屋が合っている場合もあります。

何でも屋のグレー案件は養う家族がいない場合や、年齢が若い場合などには合っているといえます。

少なくとも、グレー案件はいつトラブルに巻き込まれたり、条例違反や違法行為になったりするかわかりません。

そのため、ある程度の年齢を重ねて社会的な地位が確立している人や、自分以外の家族に迷惑をかけられない人にはおすすめできません

まとめ:グレー案件はリスクが高い

グレー案件は違法だと断言できないものですが、場合によってはトラブルに発展することがあります。

内容によっては条例違反や違法行為になることもあるため、基本的におすすめできません。

グレー案件を積極的に受けていると、地域密着型の一般的な何でも屋・便利屋に戻りにくくなる場合があるため、注意してください。

長期的に堅実に何でも屋を続けたい場合は、グレー案件はなるべく受けないことをおすすめします。

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